のら打ちとは

のら打ちって?

神社祭礼時など、夜に屋外で老若男女問わず太鼓好きが集まり打つ太鼓、または太鼓を打つこと。

地元の名人と言われる人が参加して盛り上がる事もあります。

福井県嶺北地方独特かもしれません。あなたの地方ではどうでしょうか。

能登では「太鼓」イコール「野良打ち形式の太鼓」だそうです。
夏から秋にかけては「野良打ち」の競技会もあります。
おおよその能登のら打ち競技大会情報(平成17年の場合)はこちら


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 で野良打ちが説明されています
ここの「野良打ち今昔」に『一般人が参加しにくい場に変わってきて、徐々に味のある太鼓、情緒ある雰囲気が失われつつある。』と記述があります。
この事はとても残念な事で一般の人も誰でも参加して太鼓を楽しめるものになったらいいなと思います。


太鼓と打ち手が二人いれば出来る。
一人が「地打ち」、一人が打つ。
大勢だと楽しい。
笛が加わればなお良し。
見物の人が集まれば最高!。


地のテンポは人によって遅めの人、早めの人と色々ですが、その地に合わせて打つのです。打ちっぱなしの人もいれば途中で間(ま)を取ってポーズを決めたり、バチをくるくる回したりで見ていても楽しいですよ。全くのアドリブ打ちの人もいればチームで演奏している曲を打つ人もいるように思います。

若い人の中には、自分たちのグループで打っている曲のテンポで速い地を打つようです。また、リズムもどちらかというと和ではなく洋に近いもので、それを切れ間なく打つようです。もう自分たちだけでその場を独り占めしているようにも思えます。ぜひ、ほかの太鼓打ちの事を考えて打って頂けたらと思います。


暗黙のルール

ソロの打ち手は打ち終わったら、地を打ちます。その時、地を打っていた人がソロ打ちをして、次に打ちたい人がソロ打ちから地を打ちになった人と地打ちを交代します。ソロの打ち手は打ち終わったら、地を打ちます。次に打ちたい人がソロ打ちから地を打ちになった人と地を打ちを交代します。このように順番に入れ替わってのら打ちは切れ目なく時間まで続きます。
一人で長時間打たずに参加者が公平に打てるように心がけましょう。


あなたのところでものら打ちを計画して楽しんでください。
夜遅くまで打つときは了解を得ましょう。

のら打ちを見かけた方は、拍手などお願いします。太鼓打ちは拍手を頂くとなお一層がん張ってしまいます。

Kuni